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2006年06月20日

日本版SOX法入門 (2回目)

SOX法が出てきた背景や、SOX法に対応することがいかに大変なことかが、第1章までに書いてあったが、第2章では、SOX法が対象とする内部統制について書かれている。
『 』内はこの本からの引用

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第2章 内部統制とは何か−その意義と目的
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『内部統制とは、企業が不正を起こさないためのものである(P50)』
内部統制を一言で言えばこういうことだ。人に説明する場合に覚えておくといいと思った。
もっと平たく言えば、内部統制とは、「企業が悪さをできないようにするもの」って言った方がわかりやすいかも^^;
『大切なのは、企業の従業員が不正を起こさない「仕組み」を内部に持つこと
業務遂行において、不正あるいはミスが起こらない、起こさない「仕組み」を業務の中に組み込むことが内部統制である(P51)』


『COSOによる内部統制の定義
内部統制とは以下の範疇に分けられる目的の達成に関して合理的な保証を提供することを意図した事業体の取締役会、経営者およびその他の構成員によって遂行されるプロセス
・業務の有効性と効率性
・財務報告の信頼性
・関連法規の遵守(コンプライアンス)(P55)』

COSOってどう読むんだろうって思った「こそっ」?^^;
この本にも書いてなかったので探してみたら、「コーソー」と読むらしい。
COSOって何?を知りたい方はコチラ
 ↓


『有効性と効率性は場合によりトレードオフの関係になる
高い品質の製品を生産するのに、採算に合わないほど多大の資源を投入しても意味がない(P57)』

有効なものにしようと思えば思うほどコストや時間もかかって効率が悪くなってしまうし、逆に効率性のみを追求すると、品質劣化等で有効性が損なわれる恐れがあるということで、要はバランスが大事ということですね。このバランスを保つために、今までどれだけ苦労してきたことか・・・

『関連法規の遵守(コンプライアンス)には、一人の例外も許されない(P57)』
「自分一人ぐらいは・・・」何て考えてたら大変なことになるってことですね。これも「ドキッ」^^;

『監視活動は、日常業務のモニタリングと定期的な内部監査によって行われる(P59)』
あんまり「監視されてる」って意識しながらだと業務がしにくいかもしれない。でも法律が試行されたら監視されてる雰囲気を感じることになるのだろう。後ろめたいことさえなければ、全然問題ないんだろうけど・・・

『わが国における内部統制の考え方
内部統制の4つの目的
・業務の有効性及び効率性
・財務報告の信頼性
・事業活動に関わる法令等の遵守
・資産の保全(P63)』

日本では、COSOに対して目的が1つ、資産の保全が追加されている。
モノを大事にする、いかにも日本人らしいと思った。

『ITへの対応と財務報告の信頼性の関連
・企業全体で稼動している情報システムが、財務データを適切に収集して正しく処理するプロセスになっていること
・各業務内で利用されているコンピュータがデータを適切に収集して正しく財務報告を行うプロセスになっていること(P71)』

いよいよIT絡みの話が出てきた。
要するに財務・会計絡みの情報システムに不具合がなく、正しく稼動していることという、きわめて当たり前のことを言っているのだが、現実にはそうでないことが結構あったりする。僕も昔、SEとして会計システムをある企業に導入したことがあるのだが、ちょっとした不正ができてしまう仕組みを組み込んだ覚えがある。(もうとっくに時効、時効^^;;)・・・ところでSOX法って時効ってあるのかな?

『コーポレートガバナンス
ステークホルダーの利益を損なわないような経営をおこなうために企業を監視、牽制する仕組みあるいはプロセス(P75)』

内部統制に似たような意味の言葉らしいが、コーポレートガバナンスの方が広い意味がある。内部統制は企業として悪さをしてはいけないということに対して、コーポレートガバナンスは、企業が悪さをしないことは当然として、さらにステークホルダー(株主、顧客、従業員、取引先、借入先、社会など利害関係者)に迷惑をかけてはいけないことという感じでしょうか。

『東京証券取引所による確認書と宣誓書
「会社情報等に対する信頼性向上のための有価証券上場規程等の一部改正について」(東証上場62号)を通達
「確認書」と「宣誓書」は2005年(平成17年)1月から強制適用になった(P79)』

「確認書」や「宣誓書」は、経営者のモラルに訴える手段として有効だと思うけど、誰かみたいに居直っちゃう人にはあんまり効果はないですね^^;

読んでみたいと思った方はコチラ→
この本も読みました→
それにしても、専門書というのは高い!こんな時に活躍するのがこれですね
 ↓







posted by 赤坂マスオ at 19:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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